女人禁制

「土俵は女人禁制」7割が支持

アンケートの内容はよくわからないのだが、むしろ一時期の相撲ブームが
去ったあとで「女性が土俵に上がれても上がれなくてもどうでもいい」
と思っている層がかなり多いのではないかと考えていた。
(どちらかといえば私もその一人だ)


しかし、3月の春場所に来場した人を対象としたアンケートだということは
必ずしもそうではないのかな? つまり現在の相撲のあり方を「是」と
している人たちが多いってことか。


もともと相撲は神事であることから、土俵は女人禁制という伝統が生まれた
のだろうけれど、実際のところはどうなんだろう? 女相撲というのもあるけどな。


女性を土俵に上げたことで台無しになる伝統なんて、大した伝統じゃない
って私は思うけどな。

恋愛体質

友人の家に遊びに行ったら、その友人の友人Mさんの話題になった。
そのMさん、今まで女癖の悪い男にひっかかっていたらしいのだが、
最近になって別の優しい男性とラブラブになって、「今幸せなの♪」
とか言っているらしい。
「いや〜、前の彼とつきあっているとき、すごく辛そうだったから
これで私も安心したよ〜」とはその友人の弁。
もう二人一緒に住んでいて、ひょっとすると電撃結婚するくらいの勢いだそうだ。


「それにしてもMちゃん、バツ2だから今度結婚すると3回目だよ。
オトコが途切れたことがない人らしいけど、すごいよね〜。
彼女のような人を恋愛体質って言うのかなぁ?」


友人曰く、「女の私でも危なっかしくて放っておけないタイプ」と
言うくらいだから、男性からみたら可愛らしくて(一度会ったことがあるので)
守ってあげたいタイプの人なのだろう。
そして多分、恋愛につながるチャンスをガッチリ逃さないのでもあろう。


その友人も私も、どちらかというと姉御肌で、仕事第一恋愛その次、
恋人に束縛されたり命令されたりなんて御免こうむるタイプ。
明らかに「男性がいなくても大丈夫」オーラが出ていると思われる。
二人とも決してそういうつもりはないのだが(苦笑)。

男性に頼ることなく、自分の人生を築いていきたい。
自分が選んだ仕事に誇りをもって取り組んでいきたい。
今ドキこう考える女性は少なくないと思うけれど、
こういう自主自立の考えを持っている女性は、恋愛体質とはほど遠い気がする。


少なくとも休日の夕方に、女二人でウダウダと
「最近いい男がいないね〜」などと喋っているうちはダメだね(笑)。

そういえば

前の職場で、特に接点があったわけではないのに、
どうも「何となく気に入らない」と感じていた男性がいた。
よくよく考えてみたら、その男性は別れたダンナに似ていたのだった。
自分は優秀だと思っているらしいところや、女性は男性よりも
劣っている、と感じているらしいところが。

その男性と一緒に仕事をしていた後輩の女性に聞いてみたところ
やっぱりその男性のことが気に入らないようだったので
そう感じている私の感覚はあまり間違っていなかったようだ。



本当は○○に似ている、ということだけで、その人のことを
嫌ってはいけないのだけど、案外「好き/嫌い」の感覚って
馬鹿にすることもできないと思う。

あなたに似た人

今の職場には、昔つきあっていた人とよく似ている人がいて
なんとなく居心地がよくない。その人自身には何の問題もなく、
性格もとてもいい方(のように見える)なのだけど。


その人とは結局、自然消滅だった。
多分、あのままつきあい続けていても、最終的には
別れることになっていたのだと思う。

それでもまだこうしてこだわっているということは
忘れていないということなんだろうか?
女々しいなぁ。

小さな出来事


朝、マンションのエスカレータに、ベビーカーと共に
サラリーマン風の男性が乗り合わせてきた。


1Fでエレベータを降りるときに、その男性を先に通したら
ベビーカーに乗っていた小さな女の子が「ばいばい」と
手を振ってくれた。


くす。可愛い。


たったそれだけのことなのに、とても気分が明るくなった。

通り魔に遭う


会社帰りに乗り合わせた電車の中で、まさに絵に描いたような
「周囲にクダを巻いている」50代の男性を見た。


「お前ら!」「いい気になっているなよ」「デブ!」
などなど、誰に向かって言うわけでもない、ものすごい暴言の数々。
たった2駅だけで降りるから、と車両を変わらないで
我慢していたのだけど、すっかりいたたまれなくなってしまった。


これはもう、言葉による通り魔と言ってもいい。
私には関係ないことだから、と必死で自分に言い聞かせていたが
後ろから袈裟がけでバッサリ斬りつけられたような
イヤーな気分になってしまった。


何よりも、その男性が自分で自分の言葉が
どれほど他人を傷つけているのか、充分理解しながら
周囲に毒を吐きつづけているということが感じられる。


その男性にどれほどイヤなことがあったのだろうか?
私自身はどんなにイヤなことがあったとしても、見ず知らずの人間に
向かって毒のある言葉を吐きつづけることは考えられないけれど。


この言葉の通り魔に遭ったおかげで、その後1時間くらい
気分がすっかり暗くなってしまった。
なんとか気分転換しなくては。

どうしようもないことだけど


先日、専業主婦の友人とお茶を飲みながらお喋りをしてきた。
その友人は数日前に、主婦友達とランチを食べてきたそうだが、
なんと!ランチ一食だけでワイン込みで5000円かかったそうだ。


ご、5000円って、私の何日分の食費!?
それに残業何時間分にあたるんだろう!?

そんなことを考えていたら、頭がクラクラしてきた。



その友人は「ちょっと高いよね〜。どうやら他の皆さん
いいところの奥様みたいなのよ。そんなランチ食べても
平気な顔していたし」とボヤいていたけれど、私もビックリだ。
こんな身近にいわゆる「ランチマダム」がいるとは。
(その一緒にランチを食べた奥様たちのことを、私も少々知っているので)


主婦といっても、彼女たちはパートタイムで働いているので
お小遣い程度は自分で稼いでいるわけだし、家計に余裕があって
家族からクレームがつかない限り、他人の私がどうこう言う
資格は全くない。


ただ、私は自分の母親のことを考えてしまったのだ。
結婚して以来ずっと苦労続きで、ブランド品にも海外旅行にも縁がなく、
おいしいものを食べに行ったり、映画や観劇をすることもなく
ひたすら質素につつましく暮らし、
定年まで働きづくめで体のあちこちがほころんでいって、
終には病を得てあっという間に死んでしまった私の母。


同じ母親でもなんという違いだろう。


もちろん年齢も性格も住んでいる場所も結婚相手も違うし、
生まれ育った年代も決定的に違う。
簡単に比較できることではないということも充分理解している。


ただ単に私の母はいろいろな意味で運が悪かっただけなんだと思う。
それでも、ごく一部の恵まれている(ように見える)母親たちが
豊かな生活を享受している姿を見聞きしていると、
とてつもなくたまらなく、せつない気持ちになってしまう。