このままずっと


ときどき考える。

もう私はこのままずっと恋愛をすることがないのかもしれない、
ということを。



同年代の彼氏のいなかった女友達たちが、ここ最近
「好きな人ができた」とか「その人といいムードなの」
とか嬉しそうに報告してくれる。


幸せそうな友人の顔を見ているのは、とても嬉しい。
いままで辛いことに遭った分だけ、幸せになってもらいたい。
そういう気持ちは決して嘘ではない。
でも、友人と喋っているとき、ほんの少しだけさびしい気分になる。



「今、好きな人はいないの?」
 うん。いない。

「会社で気になる人とか、ちょっといいなって人は?」
 全然。
 



「理想が高いんでしょ?」と言われた。
たしかにそうかもしれない。


「でも本当は、オトコなんていなくてもいいって
思っているでしょ?」とも言われた。
……スルドイ。
自分のペースを保っていられるから、非恋愛モードでいるって
ことは、案外居心地がいいものなのだ。



それでもこのまま一生ひとりで生きていられるか、と考えると
心の支えになる人がいてほしいかも、と思っているのも事実なのだ。



正直なところ、先日新しい職場に異動したので、当分の間は
仕事に慣れるだけでいっぱいいっぱいな状態なのだ。
それに、個人的には社内恋愛はしたくないと思っている。
仕事と恋愛はキッチリと分けて考えたいのだ。
今の私にとってプライオリティが一番高いのが、仕事だから。


…というあたりが恋愛しにくい性格なのかもしれない。

やっぱり流行っている?


『銀座百点』6月号(No.595)を手に入れて、ペラペラめくっていたら
「これからは主夫の時代 −家事をこなしてこそ男の中の男−」
という対談が載っていた。
やっぱり流行っているのかしらん? 主夫。


ていうか、家事は男とか女とかの問題でなくて、人間が生活して
いくなかで、やらなくてはならないことだと思っているんですがね。

「まだいたの?」


残業を終えてオフィスの建物を出たところで、数年ぶりに同期入社の
Dくんに会った。「久しぶり?元気にしていた?」と声をかけようと
したところ、


「あれ、まだいたの?」


と開口一番、Dくんに言われてしまった。



……まだいたの?


それは、性懲りもなくまだこの会社で働いていやがるのか、という意味なのか、
それとも、こんな遅い時間まで頑張っていたのか、という意味なのか、
一体どっちなんだ?


と頭のなかがクエスチョンマークでいっぱいになりつつも
当り障りのない会話をしてその場は別れたのだった。


好意的に考えて、こんな遅くまで働いているんだ、という意味で
Dくんがあのセリフを言ったとしても、もう少し言い方というものが
あるような気がするけどな。
どう考えても「まだいたの?」っていい意味で使う言葉じゃないでしょ。


それよりも


 まだいようがどうしようがこちらの勝手だよ。
 というか、そっちもまだいたの?


などとスラスラと反撃の言葉が出てくる、頭の回転が速い人間に
私はなりたい。

うっとうしい

インターネット上にメイルアドレスを公開しているのだから
仕方ないことかもしれないけれど、spamやらウィルスメールやらが
ひっきりなしに届いて実にうっとうしい。


知らない人からの添付ファイルつきメイルは即行でゴミ箱行き。
お金が儲かるだの出会いがどうだの痩せるだの、といった
ソレっぽい広告メイルもガンガン捨てる。


これで99%は確実に不要なメイルをフィルタリングできるようだ。


しかし、明らかなspamなのにsubjectが「メールアドレスを変更しました」
というものがあったのには笑った。
そういうsubjectのメイルを友人から受け取ったことがあるからである。
敵も考えているなぁ。

流行っている?


昨日はちょっと仕事が一段落したので、夜自宅でぼんやりテレビを見る暇がでいた。
で、たまたま「アットホームダッド」という番組を見ていた。
専業主夫と働く妻のカップル2組のホームコメディといったところだろうか?


ところで最近、『百年の恋』という本を読んだ。
銀行に勤めるエリートキャリアウーマンの女性と、三低と呼ばれているフリーライターの男性との結婚生活を書いたものだ。これもコメディ。
才色兼備の妻が実は家事能力皆無で気に入らないことがあるとヒステリーを起こすので、夫の真一はふんだりけったりというところ。でも個人的には、この妻梨香子にかなり感情移入してしまった。


この本が原作のドラマが昨年末にNHKで放映されていたらしい。知らなかった。
というか、最近専業主夫モノが流行っているとか?

専業主フ考


5月10日付けの王様の耳はロバの耳/Reiko Katoのお仕事日記で紹介されたことに気を良くして、
もう少しだけ専業主フについて考えてみたいと思う。


ちなみに、不平不満たらたらでいやいや働いているパートナーよりも
主体的に家事に取り組む専業主夫のパートナーのほうを、私は選ぶ。
要するに本人が自分の人生の選択に納得し、前向きに人生を送って
いるかどうかが問題なのだ。


しかし、残念ながら現状では経済力は強大な権力となりうるため、
一方が仕事で生活費を稼ぎ、一方が専業で家事を執り行うのは
家庭内パワーバランスが大きく片寄ってしまいがちになることを
私は危惧している。


「一体誰が生活費を稼いでいると思っているんだ!?」
とパートナーに言われたくないし、私自身もパートナーに言いたくない。
(多分言わないと思うけれど)
私はただ、パートナーと対等な立場でいたいだけなのだ。



ちなみに子どもが産まれたら専業のbaby sitterが必要だ、というのは
カップルのどちらか一方がbaby sitterに専念する、という意味では
ないですよね?

お金はかかるかもしれないけれど、保育園やプロのbaby sitterを
活用して、自身がバリバリ働くという選択肢もあるはず。
生涯賃金という視点から考えると、一時的に金銭的負担は増えるかも
しれないけれど、途中でキャリアを中断するよりは金銭的にも
精神的にも満足度が違ってくるのではないかと思う。


いやらしい話になるかもしれないけれど、子育ても介護もかなりの部分、
お金で人を雇うことで労力を軽減することができる。
今時は子育ても介護も家族だけで賄おうとすると、相当な負担を
強いられてしまうのだから。


まぁ、子育ても介護もまともにしたことがない、独身の戯言と
言われてしまえば、それまでの話なのだけど。

甲斐性のある女性


自慢するつもりはないけれど、私は自分がそこそこ甲斐性があると思っている。
少ないけれども男性と同等のサラリーを稼いでいて自分自身を
養っているし、都心に住居を構えてそこそこの生活を営んでいるからである。
自分で自分を養うことができるというのは、実に気持ちいいことだと
私は思う。



 甲斐性のない女は嫌だの意味って? (大手小町)


という掲示板の意見を眺めていて、最近の男性は経済力のある女性を
求めつつあるのか、と感心していたのだが、どうやらそういう男性は
一般的に女性に不評であるように感じる。


専業主婦を養うことが出来ない甲斐性なしの男とか妻の稼ぎに頼る
情けない男、といった意見が結構出てきているのだ。
変なの。


最近では大手企業に勤めていてもリストラされたり会社が倒産したり、
というリスクは避けられないのだから、夫婦それぞれがある程度の
収入を持っていて不測の事態に備えたい、というのはごく自然な考え
だと思うのだけど。
世の中にはそんなに男性は女性を養って当たり前、仕事を辞めて
家庭に入りたい、と考える女性が多いんだろうか???


もっとも「妻にはしっかりお金を稼いでもらいたい。でも、家庭の
ことは妻が全部やってほしい」という虫のいい考えを持っている
男性もいるから、よくよく注意しないといけない。
パートナーに経済力を求める男性ならば、積極的に家事をする意欲と
能力は不可欠だ。


話は少々ずれるけれど、多分、やろうと思えば私も専業主夫
養うことくらい出来るだろうと思う。
でも私は「専業主夫になりたい」という男性はイヤだな。
基本的にパートナーには自分の食い扶持くらいは稼いでほしいし、
自分の仕事に誇りを持って取り組んでいてほしい。


問題は、なかなかそういう男性が見つからないってことなのだ。
あーあ。